一般社団法人日本リユース・リサイクル
回収事業者組合

03-3539-2707

生前整理・遺品整理ガイド

この度は弊団体の生前整理・遺品整理にご関心を賜り、御礼申し上げます。弊団体では生前整理・遺品整理について次のように考えております。ご一読頂ければ幸甚です。

● 弊団体の特性

弊団体は、個々が独立した事業体(企業、個人事業主)の集まりで、法令遵守や環境保護といった弊団体の理念に共感賛同した有志連合的な組織です。従いまして事業者が提供する生前整理・遺品整理サービスはコンプライアンスという点で、紛れも無い優良な事業者集団であると言えます。

● 国民生活センターからの注意喚起

料金トラブルをはじめ様々なトラブルが発生しております。
弊団体では複数社の見積を取っていただく事を推奨しております。
詳しくは、国民生活センターHPをご参照下さい。
( http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20180719_1.html )

● 見積作業料金について

見積でご提示させて頂く整理作業料金は人件費がベースとなっています(役務提供)。
従いまして、整理対象となる家財の物量と連動し投下人員の増減が発生します。
また、作業環境、特殊な立地条件、整理対象物品の特性など一般的な条件から外れる場合、追加料金が発生する事もあります。
どうか、ご納得のゆくまで追加料金の内訳に関して見積提出事業者にご確認下さい。皆様には、ご納得頂いた上での作業契約をお願いいたします。

● 料金の高い安いについて

皆様にとって料金は安い方が良いということは、議論の余地はございません。
はっきり申し上げて最も安価にあげるなら、行政のごみ回収サービスのルールに則り処分する方法に敵うものはありません。
しかしこの方法ですと文字通り「ゴミ」としてすべて廃棄されてしまいます。
愛用されてきた家財でまだまだ使える物品も多くあるのに勿体無いですね。またご自身が整理作業に費やす時間も膨大なものになります。
もし、「整理作業は時間的にも体力的にも自分では難しい」とか「ごみとして廃棄するのは避けて、まだ活躍の場があるのなら活かして欲しい」とお考えになられたら、弊団体へお声掛け下さい。
→遺品その後の活躍については、「 遺品その後 」をご覧下さい。

● 遺品整理への迷い

特に遺品整理の場合、まだ迷いがある中で、ご相談を頂くことが多くあります。
故人への想いを断つのは辛いものがあります。そのため故人が愛用した品々を手元から離せずにお悩みになられている方が多くいらっしゃいます。
思い出は個々の品々ではなく記憶の中にあります。極少数の形見を手元に置いて、その他の品々に新たな活躍の場へ送り出してはいかがでしょうか。
そしてご遺族の方が、新たな人生を歩み始めることこそが、故人への供養になると思います。

● 整理事業者選定で心掛けたいこと

弊団体に加入している事業者も含め、全ての事業者に言えることですが、この業界に属する事業者の多くは規模の小さな事業者で、大規模な組織・団体でサービス提供をしているところは極稀です。
従って、ご希望される作業内容に関して事業者自身で対応が不可能な場合もありますが、その場合の代替案を料金面、作業面、日程面などで根拠を含め明確な説明をしてくれる事業者が信用できると考えます。
そして、信用できる事業者が見つかったら早めに発注の意志を伝えて下さい。
先ほども述べたように規模の大きくない事業者は限られた人数でスケジュールのやり繰りをしています。
早めに連絡することで、スケジュール調整が行い易くなります。

● 生前整理・遺品整理に関する資格保有業者なら安心か?

現在この世に存在している同様の資格は全て民間資格で、弊団体の「遺品3Rディレクター」もそれに該当します。
つまり国家資格は存在していません。従って、遺品整理関連資格を保有していても、法令に関する知識や実務に関する知識は、それぞれの研修内容に大きく左右されます。資格認定団体の考え方次第と言って過言ではありません。一部には法令知識も薄く実務経験も乏しいと想像できる内容で資格発給を行っている団体も存在します。
弊団体の資格は認定者数こそ少ないですが、他団体の資格保有者も研修を受け、その内容を高く評価されています。